審美治療とは、口もとの美しさつくることを目的とし、単に虫歯の治療をするだけではなく患者さま一人ひとりに対して美しさと自然な口もとを実現する治療です。
バランスのとれた歯並び、自然な感じの白い歯、機能的で顎の動きと調和した噛み合わせを考慮した審美修復物を行います。
こんな方におすすめです
- 虫歯の治療で合成樹脂を詰めたが、変色したり、歯との境が着色してきた
- 銀歯が気になって思い切り笑えない
- かぶせた歯のフチや、周りの歯肉が黒くなっている
- 笑うと詰め物の金属が見えるのが気になる
- 小さいときから歯にシマ模様や色むらがある
- 年々、歯の黄ばみがひどくなってきた
審美治療の種類について
各種セラミック修復材料
以前は金属冠や金属冠にセラミックを焼き付けて修復物として使用してきましたが、現在はセラミックも強度が高まりほとんどの修復物がこのセラミックに置き換わってきました。セラミックの特徴として審美性を求めた材料は強度が弱く、反対に強度が高いものは審美性の再現が低い状態が続きました。しかし材料の開発・進歩により強度が強く審美性も兼ね備えた2ケイ酸リチウムやジルコニアが登場し、広く普及してきました。この技工関連の解説を理解していただくため以下の3種類のセラミックを頭に入れていただければと思います。
- 焼付陶材:審美性の高いセラミックですが、強度が低いので金属や高強度のセラミックのうえにこの陶材を焼き付け、天然歯に近い色を再現し冠に仕上げます。
- 2ケイ酸リチウム(e-max):中等度の硬さを持ちながら色付けを行うことにより天然歯と同じような色調を再現できるセラミック。
ジルコニア:高強度のセラミックでありながら現在では色調をかなり再現できるようになり、奥歯やフレーム使用されるだけでなく審美性が高く求められる前歯まで使用されるようになりました。
ホワイトニング
歯磨きやクリーニングでは落としきれない着色を除去して歯を白くする方法です。歯を削ることなく歯の中にある色素を分解して歯そのものの明度を上げます。
ホワイトニングの種類
【オフィスホワイトニング】
歯科医院で歯の表面に薬剤を塗り光を照射して白くする方法です。短時間で白くなりますが、ホームホワイトニングに比べ後戻りが早い性質もあります。
【ホームホワイトニング】
専用のトレーを作り、トレーに薬剤を入れて家庭で1日2時間装着して白くする方法です。白くなるのに時間はかかりますが、後戻りしづらい性質があります。
【デュアルホワイトニング】
オフィスホワイトニングをした後にホームホワイトニングを行う方法です。
短時間で白い歯になる上、効果も長持ちするのでしっかりと白くしたい方にお勧めです。
ホワイトニングQ&A
A1:安全性は確立されています。ホワイトニングの薬剤は過酸化水素または過酸化尿素で成分の安全性を保障されています。
A2:お茶・コーヒー・醤油・赤ワイン・タバコなど色素の強い物を摂取することで歯のエナメル質に色素沈着していきます。また、加齢に伴い自然と黄色っぽくなります。
A3:着色しやすい物の摂取量にもよりますが、一般的に6か月~1年で少しずつ後戻りしていきます。メンテナンスやクリーニングを受けることにより白さを長く保つことができます。
A4:基本的にはありませんが、人によっては知覚過敏が一過性に起こることもあります。
ホワイトニング料金
オフィスホワイトニング | ホームホワイトニング | ||
上下顎 | 28,000円 | 1セット | 22,000円 |
片 顎 | 14,000円 | (カスタムトレー・ホワイトニングジェル込) | |
1・2歯 | 8,000円 | タッチアップ追加液 | 5,000円 |
3・4歯 | 12,000円 | (2本入り) | |
タッチアップ(片顎以上のみ) | デュアルホワイトニング | ||
上下顎 | 47,000円 | オフィスホワイトニング+ホームホワイトニング | |
片 顎 | 24,000円 |